皆さん、美味しいモヒートを飲んでいますか!?
今日はモヒートに欠かせないハーブの話をします。
モヒートはラム酒ベースでフレッシュハーブとライムを使った、口当たりの良い爽やかなカクテルです。
そのモヒートと非常に相性が良いミントが、キューバ原産のイエルバブエナです。
私はモヒートが大好きで、その中でもこのイエルバブエナという品種のハーブを使ったものが大好きです。好きが高じて実家の畑でイエルバブエナを自家栽培しています。
本記事ではイエルバブエナに魅了された私が、ハーブの魅力・生育のコツ・自己流のレシピを紹介していきます。
フレッシュハーブの美味しいモヒートを飲みたい方は、ぜひご参考になさってください。
私とイエルバブエナのエピソード
現在、私は実家の畑でイエルバブエナを栽培しています。なぜイエルバブエナを栽培しようと思ったのか、収穫したハーブを飲食店に卸すようになるまでの話をします。
実家の畑でイエルバブエナを栽培しています
私の故郷である群馬県高崎市の実家には、祖母から引き継いだ150坪程度の小さな畑があります。おおよそ、バレーボールコート3つ分相当の広さです。
その小さな畑で私は、イエルバブエナ(別名、モヒートミント・キューバミント)というキューバ原産のハーブを育てています。 イエルバブエナの自家栽培は、2022年の秋から行っているので今2シーズン目になります。
私が実家でイエルバブエナを育てるようになったのは、ホームセンターで1本の苗を買ってきたのが始まりです。購入したイエルバブエナの苗を、実家の畑に植え替えました。
私は埼玉県の戸田市に住んでおり、実家の群馬県高崎市からは距離があります。そのため、イエルバブエナの日頃の世話は、実家の両親にお願いしています。
月1回の私の帰省の際には、収穫したハーブの使い道などを私と一緒になって両親もあれこれと考えてくれます。
モヒートを作って家族で飲んだり、乾燥させてティーパックに詰めたり、ミントチンキを作ったりして楽しんでいます。
家族でのんびり過ごす時間も良いですが、イエルバブエナを家族で栽培する中で共同作業をする機会が生まれ、一体感やちょっと引き締まった会話など、家族と今までとは少し違う交流が出来ているのが新鮮で思いがけず良かったです。
イエルバブエナを栽培したのはモヒートの為と多様な使い道があるから
なぜ私が実家の畑でイエルバブエナを栽培しようと思ったのか、その理由は2つあります。
第1に、私自身モヒートという生ハーブを使ったカクテルが好きで、帰省する度に飲めたらいいなと思った事です。モヒートの本場キューバでは、一般的にモヒートのハーブはイエルバブエナを使います。
私は、イエルバブエナを使用した本場のモヒートを気軽に試したかったのです。
第2に、ハーブ類全般の万能感に惹かれた事があげられます。
イエルバブエナを含めたハーブ類は、食べ物や飲み物の用途だけではなく、使い道も多様です。
例えば、ハーブを蒸留して抽出したエッセンシャルオイルを原料に、アロマオイルやボディースプレーとして加工することもできます。
関東においては農地問題もあり、農業で生計を立てるのは中々難しいのが現状ではありますが、私自身、薄っすらと「いつかはハーブを使ったビジネスもしてみたい」と思っています。
今は違う目標があるけれど、それはまた別記事で!
ビジネス視点でも、ハーブは広範な用途に使用できる作物として注目しています。
先輩が働く飲食店に卸しています
収穫したイエルバブエナは現在、学生時代の先輩が働く東南アジア料理店に卸しています。
私が先輩と食事にいった帰りに私の家まで車で送迎してくれたのですが、その際に先輩が実家のプランターで少しだけ育てているイエルバブエナを見つけました。他のハーブにはない立派な葉の迫力に、「ドリンクに飾ったら見栄えがとても良さそう!」と気に入ってくれました。
最初は自分が使う目的でイエルバブエナを育てていましたが、いざ栽培してみると自家栽培では有り余る生産量がありましたので、買い取ってもらえたのは助かりました。
今ではその先輩が働く飲食店と、定期的な取引をしています。
イエルバブエナの育て方は難しい?
私と同様に、自宅の畑やベランダなどで、イエルバブエナを育ててみたいという方もいるのかもしれません。私の体験をもとにイエルバブエナの育て方や、おすすめの収穫時期、害虫対策をご紹介します。
イエルバブエナは育てやすい
私は月1回ぐらいの頻度で実家に顔を出し、事前に調べてきたイエルバブエナのより良い育て方を、家族とともに実践しています。
イエルバブエナは雑草並みの生命力があるため、比較的手入れが楽です。毎日水やりさえ忘れなければ順調に育っていきます。
ハーブの苗は繁殖力が強いため、土の中にビニールの仕切りを作り、増殖し過ぎないように対策しています。栽培を検討中の方は気をつけてください。増えすぎて大惨事になります。
ハダニに注意。葉が乾燥しないように水やりを
イエルバブエナの虫対策については、大体の昆虫はハーブの香りが苦手なので、虫の被害に遭うこともある程度は避けられます。
ただし、イエルバブエナはハダニが天敵ですので、通年、ハダニが葉につかないよう警戒しながら育てていきます。
毎日の水やりも生育の為というよりは、害虫対策でおこないます。
葉が乾燥するとハダニが葉の裏に集まるので、葉の裏までしっかりと濡れるように葉を狙って水を撒いていくことを意識しています。
ハダニは1ミリ以下の小さな虫であるため、目視では見つけられません。しかし、葉が黒くなったり穴があいたりすると100パーセント、ハダニの仕業です。私たち家族も葉を濡らして乾燥を防ぐ方法を知らなかった時期は、ハダニにやられまくりました。
収穫時期は5月~9月末ぐらいがおすすめ
イエルバブエナの収穫シーズンは、一般的に関東では3月~12月です。おすすめは5月~9月末くらいの時期の葉を摘むことです。緑々しく葉が立派で香りの強い、良い状態のイエルバブエナが収穫できます。
モヒートとイエルバブエナを味わう
「イエルバブエナを使ったモヒートは一体、どのような味わいなのか?」と気になるのではないでしょうか。
私が感じるイエルバブエナを使用したモヒートの味わいや、本場キューバのモヒートを意識した自家製カクテルのレシピをご紹介します。また、イエルバブエナをモヒート以外の飲み物で試してみましたので、その感想もご覧ください。
モヒート好きの私が一押しするイエルバブエナの味わい
イエルバブエナは、緑々しい大きな葉と太い茎をもつ野性味の強い見た目が、他のハーブと一線を画しています。
その見た目のイメージと同様、味も強めです。
カクテルにイエルバブエナを加えると、雑草のようなワイルドな雑味がでます。
クセのある味で好き嫌いが分かれるのでは?と思われるかもしれませんが、
むしろ茎から染み出る草のような苦みがアクセントとなり、格段とモヒートを美味しくします。私自身は好みです。
イエルバブエナは、長時間水につけたりお湯でぐつぐつ煮出したりしなくても、すぐにしっかりと味が広がるのでモヒートでの用途にぴったりです。
自家製モヒートを作ってみよう。俺流モヒートのレシピ
私が普段作っている、イエルバブエナを使ったモヒートのレシピをご紹介します。
皆さん、草だらけのモヒートを是非作ってみてください!めちゃくちゃ美味いです。
材料
- ダークラム(マイヤーズ40度) 10ml
- イエルバブエナ(茎ごと使用) 全力の一握り
- ライムシロップ 15ml
- ガムシロップまたは砂糖 小さじ1
- 炭酸 100ml
- 氷適量
作り方の手順
- 用意したイエルナブエナの2/3を投入し、コップの中でペストルを使って潰す
- ダークラム、ライムシロップ、ガムシロップを入れてしっかりと混ぜる
- 炭酸と氷を入れて泡立たないよう、軽く混ぜる
- 残りのイエルバブエナを、氷の隙間に生け花みたいに刺す感じで入れる
- 完成
俺流というか本場キューバ流という感じです。よく見かけるレシピとの違いは、茎ごとたっぷりのイエルバブエナを使っていることです。後は、スッキリしたホワイトラムではなく、コクのあるダークラムを使うことです。
ラム酒に関しては、最近はペナシュール房総株式会社が製造・販売する、Rhum de la Peninsule de BOSOが気になっています。イエルバブエナと合わせると美味しそうだと、私は予想しています。
近く試してみたい。
モヒート以外の用途で試してみた感想
ちなみに、フレッシュハーブティーや紅茶、シロップも作ってみたけれど。
うーん…これはペパーミントさんやアップルミントさんに軍配があがりますね。(笑)
正直、個人的には美味しいとは思いませんでした!モヒート以外の用途を考えたときに汎用性が低いことが、あまり流通していない原因かもしれないですね。
モヒートの為のミントと言っても過言ではないかもしれません。
イエルバブエナの価格相場と入手方法
イエルバブエナを育てたいけれど自家栽培できる環境が整っていない、あるいはイエルバブエナを購入したいがどこで入手できるのかわからない方もいるでしょう。イエルバブエナの購入を検討している方のために、ハーブの価格相場や、入手方法をご紹介します。
イエルバブエナの価格相場
イエルバブエナの価格は収穫量により変動する可能性もありますが、私の知る限りでは価格の目安は100gで800〜1,200円ぐらいで販売していました。夏は需要が爆発するので1,500 円くらいで取引されているのを見たことがあります。
苗は2~4号ポットで、500~900円程度で購入できます。
入手方法
スーパーなどの実店舗では販売しているのを見たことがありません。苗は園芸屋さんやホームセンターの園芸コーナーで見かけます。
モヒートと相性抜群のイエルバブエナで絶品カクテルを作ろう
雑草のような野性味があるイエルバブエナは、モヒートと相性抜群です。
イエルバブエナは生命力が強く虫も寄り付きにくいので、自家栽培をするにも比較的育てやすいハーブです。
ご自宅の庭などでイエルバブエナを育てる際は、ハダニ対策として葉の表と裏に水をたっぷりかけて、葉を乾燥させないのがコツ。
もし、イエルバブエナを育てるのではなく購入したい方がいましたら、通販サイトをご利用ください。
爽やかな口当たりのモヒートは、夏の季節にもぴったりです。
是非、イエルバブエナを添えた絶品カクテルをご自身で作ってみてください。
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